2022.10.11
吹き抜けのメリット・デメリット
こんにちは!
八戸市の工務店。タナカホーム八戸店です。
今回は吹き抜けのある家のメリット・デメリットについてお話しますね。
吹き抜けとは?
吹き抜けのある家とは、1階と2階、さらにそれ以上の階の間に天井や床がなく、1階から最上階までつながっている家のことです。
一般的な家に比べ天井が高くなっていることで、広々と感じられます。
吹き抜けがある家のメリット
①自然光が入る明るい家になる
吹き抜けのある家は、2階の壁に窓を設置するのが一般的です。
本来なら天井や床がある位置がオープンになるので、光が取り込みやすくなります。
また、2階の窓から入る光は1階や部屋の奥の方まで届くため、部屋全体を明るくすることができます。
②開放的で広く感じる
吹き抜けのある家は天井が最上階にしかないため、自然と天井が高くなります。
また、一般的な家は壁で各部屋を仕切っているのに対し、吹き抜けのある家では壁が少ないため、広々と開放的に感じられます。
③家族とのコミュニケーションが取りやすい
吹き抜けのある家は、1階と2階がつながっているため、1階から2階・2階から1階へのコミュニケーションが取りやすくなります。
2階で勉強している子どもにご飯のお唯ができたことを伝える時でも、いちいち階段を上がる必要がなく、1階のキッチンやリビングから声をかけることができます。
どの場所からでもコミュニケーションが取りやすいため、家族間の会話が増えることが期待されます。
また、家の中で常に家族の気配を感じられるのも大きな特徴です。
④風通しがよくなる
暖かい空気は下から上に登っていくため、吹き抜けにすることで部屋の中に暖かい空気がたまることを防ぎ、風通しがよくなります。
具体的には、1階と2階にそれぞれの窓を設置すれば1階から入ってきた空気が2階の窓から出ていくという形になり、室内の換気を行うことも可能です。
さらに、天井にシーリングファンを設置すれば、より空気を循環させやすくなり、部屋が快適な空間になるでしょう。
⑤デザイン性の高い家になる
吹き抜けは、従来の住宅には見られなかった形の家ということもあり、おしゃれに見えるというメリットがあります。
広々とした空間は自由に使えるため、天井からおしゃれな照明やモノを吊るしてみたり、自分好みの部屋に作り上げることも可能です。
吹き抜けがある家のデメリット
①掃除がしづらい
吹き抜けのある家は掃除が大変です。2階など高い位置にある窓は、高所用の掃除器具を用意するか、足場を組むか、あるいは専門の業者にお願いすることになります。
また、シーリングファンを設置している場合、こちらの掃除もしなければなりません。
②光熱費が高くなる
吹き抜けのある家は、明るい照明器具などの電気代を節約できる場合が多いです。けれど、部屋の空間が広くなる分、エアコンなどを使用する場合は長い時間稼働させなければ、部屋を暖めたり冷やしたりすることが難しい場合があります。
③音やにおいが伝わりやすい
どこにいても生活音が聞こえてしまうので、勉強に集中したくても下の階のテレビの音や会話が聞こえてしまうなど、プライベート空間の確保は通常の家に比べると難しいでしょう。
また、音と同様に料理などのにおいも届きやすくなります。
④2階のスペースが狭くなる
吹き抜けをつくることで2階の床が少なくなってしまうため、2階のスペースが狭くなってしまいます。
吹き抜けの構造にもよりますが、場合によっては部屋の数や収納スペースが少なくなる可能性もあるでしょう。
家ができてから後悔しないためにも、設計時にどれくらいの部屋数になるのか・収納スペースはどのくらいあるのか、といった点を必ず確認するようにしましょう。
吹き抜けのある家はデメリットをうまく克服させれば、開放感があり自然光や風が入り込んできて、家族でコミュニケーションが取りやすい快適な空間にしてくれるでしょう。
次回もよろしくお願いします。